issei×Beat/ネコシャフト IU×BT 73ULS
ネコシャフト IU×BT 73ULS
ネコメタル用ロッド『ネコシャフト』は、ジグメーカー beatの大貝氏にデザインして貰ったロッドです。
開発経緯は、村上プロがハートランド冴掛 Level directionを使っていて、beatの大貝氏にもう少しバットがしっかりしたロッドが欲しいとお願いして製作が始まりました。
特徴
穂先は高弾性のソリッドティップを採用。
そのソリッドを綺麗にチューブラーに繋いでいるので、スローにジグをシャクってもロッド全体が仕事をしてくれます。
バスロッドのLアクションソリッドティップといった感じだそうです。
ジグウェイト
ジグウェイトは30～80gなので、バス釣りだけをやっている方は「こんな華奢なロッドで80gを使うんですか！？」となりますが、これはジギングはフルスイングで遠投するわけではないのとしなやかさ故にジグが気持ちよく動くからです。
ネコシャフトの一番気持ちのいいジグウェイトは50gだそうです。
変則2ピース
ネコシャフトは2ピースロッドですが、バットにつなぎ目がある変則2ピースが採用されています。
これは、ジギングの場合 センターカット2ピース部分を使うことが多いので、ジグをシャクる際に気持ちよく使えるように、バット部分につなぎ目をつくったそうです。
ガイドセッティング
バットパワーを使うためにガイドがリールに寄せられています。
通常、ここまでガイドをリールに近づけることはないそうで、その理由はスピニングはリールを横に回すので、ラインに螺旋が生まれます。
その螺旋は、ガイドまでの距離が長いほど滑らかにガイドに当たり、スムーズなリトリーブ感覚を得られますが、ガイドまでの距離が短いとラインがガイドに強く当たって接触時の振動が手元にまで伝わってしまいます。
なので、なるべくガイドを離してセッティングしますが、離すとバットパワーを使うことができないので、パワーロスが顕著に出てしまいます。
そういう理由から、ネコシャフトはパワーロスを無くすために限界までガイドを近づけたそうです。
そして、2個目のガイドを低くすることで、巻き感を気持ちよくすることに成功しています。
ガイド径
トップガイドから5番目までのガイド径が小さいとロッドが曲がって戻る際にブレがないです。
しかし、ガイド径が小さすぎるとPEラインとリーダーの結束部の抵抗が大きくなるので、若干大きめのガイドが採用されています。
ソリッド
ジグをシャクった後フォール時にチューブラーだとテンションが100から0になってしまいますが、ソリッドなら若干テンションを掛けた状態でフォールさせることができます。
そうすると、手感度では気づけないフッと戻るアタリやクッと入るアタリを目で確認することができます。
また、硬いティップだとジグがクイックにアクションしてしまいます。
しかし、ソリッドティップなら柔らかくアクションさせることができます。
リール
ネコシャフトに合わせるリールは『18 イグジスト LT3000S-C』と『18 イグジスト LT2500-XH+SLPW EX LT スプール 2500S』を合わせることが多いそうです。
