シマノ/グラップラータイプブレード
グラップラータイプブレード
ブレードジギングは高速巻きする疲れる釣りですが『グラップラータイプブレード』はブレードジギング専用に設計されたロッドなので疲れることなく釣りを行うことができます。
そんなグラップラータイプブレードにはロッドが2機種ラインナップされています。
『グラップラータイプブレード S70-0』はインショアで使いやすいモデルで、40g前後のルアーで水深30mまでを攻めるのに向いています。
『グラップラータイプブレード S68-1』は、60~120gまでのルアーで水深60~70mまでを攻めるのに向いています。
また、サワラよりも青物が多い場合は、インショアでもS68-1を使うのがおすすめです。
グリップ
ボートシーバスロッドのようにグリップが短すぎると肘や脇にグリップを当てるのがやりにくく、逆に長すぎると邪魔になります。
そこでグラップラータイプブレードは、その間の絶妙な長さに設計されています。
また、グリップやリールシートが太めに作られているので、握った時に非常に安定してくれます。
非常に安定して巻くことが可能なので均等に真っ直ぐリールを巻くことができ、魚が掛かってもしっかりとホールドさせることができます。
ガイド
ガイドが大きすぎると投げづらく、小さすぎると糸抜けが悪くなります。
そこで、グラップラータイプブレードにはその中間の使いやすいガイドが採用されています。
また、ガイドの配置も投げやすく巻きやすい配置に作られています。
テーパー
テーパーは「ティップセクションは柔らかく」「ベリーセクションは張りがあるがしっかりと入る」テーパーが採用されています。
ベリーセクションを長くとっているので安定して巻くことが可能で、曲がり代が手前にあるので疲れることがなく、大型の魚が掛かったらベリーからバットセクションに移行するので楽に魚を上げられるのが特徴です。
また、ティップからベリーセクションが柔らかいのでキャストしやすく、ブレードジギングはバイトを弾くことが多い釣りですがしっかりと入るのでノセやすくバレラしにくいです。
キャストしやすくファイトも楽なテーパーのロッドです。
専用ロッドの必要性
ロッドが硬いとバイトを弾いたり掛かりが浅いときに身切れを起こしてしまいますが、グラップラー タイプ ブレードはソフトなティップがバイトを弾かず、クッションを使いながらやり取りを行うことができるのでバラシを減らすことができます。
さらに、グリップが太く長さも絶妙な長さに設定されているので、非常に快適に釣りを行うことができます。
巻く動作
ジグを巻く時にロッドを真横に構えると非常に疲れてしまうので、ジグの方を向いて巻いている最中にロッドが少ししなるぐらいで構えます。
このように構えることで、ルアーを早く巻きやすくティップのブレも抑えながら楽に巻くことができます。
大阪湾でのブレードジグの使い分け
『メタルショットTG ボートサワラ』は浅場に魚が入ってくる10~12月に活躍してくれます。
『タングマン』は深い水深を手返し良く誘うことが可能です。
『TGガトリング』は幅広くウェイトがラインナップされており、タングステンがハイブリットに入っているので手返し良く誘うことができます。
また、低水温になってくると魚の活性が下がって超早巻きに反応しないことがあります。
そのような時は『スケールブーストブレード Lサイズ』を取り付けて少しゆっくり巻くのも有効です。
タックル
山本啓人 ブレードジギング タックル
ロッド : グラップラー タイプ ブレード S68-1(シマノ)
リール : ヴァンキッシュ C5000XG(シマノ)
ライン : グラップラー8 0.8号(シマノ)+オシアジガー マスターフロロ 6号(シマノ)
ルアー : オシア たんぐまん80g(シマノ)+スケールブーストブレード M