ヴォルケイン/クーガFMRSS プロのインプレ
クーガFMRSS
クーガFMRSS(スローシンキングモデル)はクーガFMR(フローティングモデル)に比べて、ウェイトが0.3g重くなっています。
追加されたウェイト(玉)も内部でしっかりと固定されているので、アクションした際にウェイトが動いて、バランスが崩れることがありません。
また、ウェイトが重くなっているので、クーガFMRと比べて飛ぶようになっています。
フローティングとシンキングの違い
中層を的確に狙うのにクーガFMRは必要不可欠なルアーでした。
しかし、クーガFMRはフローティングモデルなので、巻くことによって中層まで潜らせるのが特徴でした。
対して、クーガFMRSSはシンキングモデルなので、着水後にカウントダウンさせて沈めることで、レンジをしっかりと刻むことができます。
(クーガFMRは潜航深度 約1m~1m20cmを攻略することが可能で、クーガFMRSSは約1m50~2m以上を攻略することができます。)
フラットボディ形状
クーガシリーズは”フラットボディ形状”を採用しているので、早く巻くと水切れが良く強い動きでアクションしてくれます。
このアクションは、フローティングモデル・スローシンキングモデルどちらでも出すことが可能です。
しかし、デッドスローに巻いてヨタヨタアクションさせる場合、フローティングモデルだと浮力で浮いてしまいレンジズレを起こしてしまいます。
対して、シンキングモデルはスローに巻いてもレンジをキープしながらヨタヨタとアクションさせることが可能です。
ロッドワーク
スローシンキングモデルにすることによって、ロッドワークによるアクションで誘いだすことが可能になりました。
もちろん、フローティングモデルのクーガFMRでもロッドワークによるアクションで誘うことが可能でしたが、スローリトリーブしながらロッドワークでシェイキングなどを行うと、前述したようにフローティングモデルなので浮力によってレンジズレを起こしてしてしまいます。
しかし、クーガFMRSSはスローシンキングモデルなので、ロッドワークによるスローなアプローチも可能です。
スローシンキングによるメリット
このようにスローシンキングにすることによって、フローティングモデルに比べて「探るレンジ幅」「ロッドワーク操作」「巻きの速度領域」の幅が広がっています。